(超基礎編-12)、生命とはコーディング+ATP合成である
コーディングとは、DNA→RNA→タンパク質。
生体は、必要に応じて必要なだけのタンパク質を合成する。
アミノ酸からタンパク質を、作っては壊しを繰り返している。
つまり、同化と異化の動的平衡。
タンパク不足で、このコーディングが滞れば、代謝障害を来し、病気を発症する。
生体を維持するだけのコーディングが出来なければ死ぬ。
つまり、タンパク不足では話にならない。
エネルギー代謝におけるATP合成。
ATP不足となれば、代謝障害を来し、病気を発症する。
生体を維持するだけのATPなければ死ぬ。
糖質過多でビタミン不足になれば、嫌気性解糖主導となりATP不足になる。
典型例がB1不足による脚気。
日露戦争時、日本陸軍は白米ばかり食べさせて、戦死者より脚気による死亡者の方が多かったことは有名。
十分なATPを得るためには、
1)糖質を好気性解糖で完全代謝すること、
2)脂肪酸のβ酸化をメインエンジンにすることが必要。
ここでも質的な栄養失調の改善が鍵となる。
抗酸化、抗炎症も重要ではあるが、まずはコーディング+ATP合成が優先される。
これが満たされないと、生命を維持できないのですから。
トリファラスキーの世界
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