自然治癒の健康相談ー4,狭心症
三石巌:全業績ー6、分子栄養学の健康相談、より
49歳の男性;会社員です。約1年前から、疲れやすく、酒が飲めなくなり、タバコを口にすると吐き気を催すようになりました。専門医に脂肪肝と言われました。
さらに半年前のある日突然、上り坂で胸が苦しくなり、歩けなくなりました。そこで、T病院に入院。心臓カテーテルの結果、冠動脈3本のうち2本に、アテローム(粥状隆起)ができ、血管断面の約90%を閉鎖していることがわかりました。これはなおるみこみがなく悪化する一方だから、2年後には足首の血管をとって、冠動脈のバイパスをつくると言われました。手術はいやなのですが。
私のアドバイス、
アテロームができたとき、その部位にも、付近の血中にも、過酸化脂質が存在します。これを分解し、さらにまた発生を防ぐことができたらよいわけです。また、この部分の狭窄した動脈に対して、バイパス工事が進行すればよいわけです。
心筋梗塞や狭心症に対して私たちが自分でできることは、過酸化脂質に対して抗酸化物質をとることに尽きるでしょう。ビタミンE、セレン、ビタミンCなどの大量投与を実行してみたいと思います。
過酸化脂質を処理して血液の粘度を下げることは、発作の軽減に役立つばかりではなく、バイパス工事の促進にも役立つはずです。
その後の経過、
ビタミンEなどの大量投与をはじめて2週間で、状態はまったく変わりました。重い荷物をもって坂をのぼることができるようになりました。酒をのんでも大丈夫でした。タバコに手をだしても、吐き気を催さなくなりました。それで、病院からもらう薬の量を減らすことが出来ました。
T病院の専門医は、沢山のカルテを出してきて、「あなたとまったく同じ状態の患者はたびたび発作をおこしているのに、あなたの場合、なにもおきないのはふしぎだ」と、首をかしげます。
1年半ほどたった現在は、以前にもできなかったほどの激務にもたえています。そればかりか、ときどき1kmのマラソンもやりますが、心臓に不快感はありません。地下鉄の長い階段を、わざと2段とびで駆け上がりますが、何ともありません。
医者の薬はぜんぜんのみません。
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動脈硬化がある人は、E1は50~100IUで開始。
毎週100IU増量。
目標は1200~2000IUくらいか。
セレンは150~200㎍、過量服用は深刻な副作用があるため厳守。
CoQ10も良いはず。
セレンは、E1のCoQ10への代謝の補酵素。
トリファラスキーの世界
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