13、ビタミンD(その1)
Abram Hoffer:Orthomolecular Medicine For Everyone、より
喘息、花粉症には、
A50000IU
D20000IU
C腸耐性用量。
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2017.4.24記事
ビタミンDの中で、われわれ動物はD3(cholecalciferol)を利用している。
日光により7-デヒドロコレステロールから合成される。
D不足はくる病(rickets) を引き起こす。
さまざまな薬剤は、Dの吸収や活動を妨げる。
D不足は高齢者では多く見られる。
加齢により日光からDを合成する能力が低下する。
Dによって得られること、
Dは骨粗鬆症、ガン(特に、前立腺ガン、大腸ガン、乳ガン、皮膚ガン、卵巣ガン)を予防する効果がある。
Dは骨粗鬆症、うつ病、高血圧、多発性硬化症、糖尿病を予防する効果がある。
1.骨粗鬆症
骨粗鬆症の患者は血中D濃度が低い。
カルシウム+800IUのD投与により大腿骨頸部骨折は43%減らすことができる。
DRIの600IUでは、少なすぎる。
筆者の母親は何度も骨折をしていたが、Dを2000IUに増やした後は骨折しなくなった。
抗てんかん薬服用者は4000IU以上必要。
2.くる病
小児のくる病は今でも多く見られる。
くる病は母親のD不足から生じる。
白人よりも黒人がくる病になりやすい。
(低緯度の生活に適応している黒人は、高緯度では日光からDを合成する能力が低い)
UVカット、大気汚染、オゾン層破壊により日光不足となり、D不足になる。
3.肥満
肥満の人は日光だけでは十分量のDが作れないのでDサプリが必要。
4.多発性硬化症(MS)
MSはD不足により生じ、骨量が減少する。
Dは脳の自己免疫性の脳脊髄炎を防ぐ。
MSは緯度が高まるにつれて、発症率が高まる。
魚の摂取はDの血中濃度を高め、穀物の窃取はフィチン酸のためDの血中濃度が下がる。
小児期のD濃度が低いと、MSの原因となる。
D+Ca+Mgの投与でMSの発症率は下がる。
筆者はMS患者に12000IUのDを投与にして、2週間で改善させた。
元記事はこちら
https://www.facebook.com/tokumi.fujikawa/posts/1286948951421426
トリファラスキーの世界
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