(超基礎編-18)、RDAのビタミン量には何の科学的根拠もない
The Recommended Dietary Allowance(RDA)は推奨食事摂取量と訳される。
RDAとは、アメリカ政府FDAが規定した平均的なアメリカ人が食事で摂取しているビタミン量。
(ちなみに、日本の厚労省もこの値に準じたビタミン量を設定している)
この量を摂取していれば、古典的ビタミン不足による疾患を発病しないとされている。
古典的ビタミン不足による疾患とは、B1不足による脚気、ナイアシン不足によるペラグラ、C不足による壊血病、D不足によるクル病、などを指す。
Cは男性で90mg、女性で75mg、と驚くほど低い量。
C-1000、1錠でRDAの10倍以上になる。
C以外のビタミン量も同様に驚くほど低い量。
アンドリュー・ソウルは、”15ポンドのサルは、毎日600mgのCを摂取している。これは、180ポンドの人間に換算すると7200mgに相当する”、と述べている。
ナイアシンについても、RDAでは16mg、妊婦には18mgまでの摂取は”許容される”と書かれている。
さらに、Tolerable(or Safe) Upper Limit(安全上限量)は35mgとも書かれているなど、全く科学的根拠を欠く。
"RDA=Ridiculously Deficient Amount(馬鹿げたほど欠乏した量)"とヘレン・ソウルの本には書いてあった。
RDAは理想値ではなく、現状を示しているのみで何の科学的根拠もない。
ホッファーによれば、RDAは「(古典的ビタミン不足)予防のためのビタミンパラダイム」であり、必要なのは「治療のためのビタミンパラダイム」、つまりRDAの100~1000倍のビタミン量。
相対的B1不足による潜在性脚気、
相対的ナイアシン不足による潜在性ペラグラ、
相対的C不足による潜在性壊血病、
相対的D不足によるクル病、
よく観察すれば、このような患者は沢山いるはず。
例えば、
切れやすい人、電車で居眠りする人はB1不足。
精神病、関節炎、脂質代謝異常はナイアシン不足。
鼻血、歯茎からの出血、頻回の感染症、便秘はC不足。
骨粗鬆症、骨折はD不足。
トリファラスキーの世界
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